皆さんこんにちは!
平成から令和への変わり目にあった大型連休を利用して
九州ツーリングへ行って来たたジジです。
4泊5日の長丁場でしたが、天候にも恵まれとても快適なツーリングになりました。
平均して1日400kmを走り、走行距離も2,000kmオーバー!
なので・・・
そろそろタイヤ交換をしないといけない状態になってきました。
そこで今回は、タイヤ交換時によく聞く
『タイヤの皮むき』についてです。
『何それ?』
『必要なの?』
『どうやるの?』
など、タイヤの皮むきについて色々見ていきましょう!
タイヤの皮むきって?
新車購入時やタイヤを交換した時に
『タイヤが滑りやすくなっていますので、お気をつけ下さい』
とお店の人に言われます。
更に・・・
『慣らし運転をして下さい!』
または
『タイヤの皮むきをして下さい!』
と言われる事もあります。
滑る? 慣らし? 皮むき?
何じゃそれ?…って思った事もあるはず。
実は 慣らし=皮むき であり
新車の車やバイクに慣らし運転があるように
新品タイヤにも慣らし(皮むき)が必要なんです。
皮むきと表現していきますね。
皮むきって必要なの?
結論から言うと必要です!
タイヤには製造過程で
離型剤などの薬剤が使用されています。
型枠からスムーズに取り出す為の薬剤を言います。
新品タイヤの表面にはこの離型剤が残ったままになっており
これが滑りの原因となります。
そして
この離型剤を剥がす作業が皮むきなんです!
女性にでも簡単に出来ますので安心してください!
皮むきの方法
タイヤの皮むきにも色々なやり方があり
ヤスリや洗剤(クリームクレンザー系)で削る方法もあるみたいですが
そんな事をしなくても
普通に走っていれば自然とタイヤの表面が削れてきます。
ただし、交換前と同じ感覚で走るのは 危険 です!
最初にも言ったとおり
『新品タイヤは滑りやすい』のです。
注意点を見ていきましょう。
皮むき時の注意点
私が皮むき時に気をつけている事を挙げてみます。
ひとことで言うなら『いつも以上に安全運転』です!
①スピードは控えめに!
いつもより速度を1~2割抑える気持ちで運転しましょう。交換直後、カーブ走行時の速度には特に注意しましょう。
②『急』がつく運転はダメ!
中でも『急発進』『急停止』は危険ですので絶対に止めましょう。また、クラッチはそっとつなぐように心掛けましょう。
③カーブでは倒しすぎない!
少しずつバイクを倒していくようにしましょう。スピードを抑えていると、あまり倒さなくても曲がれますよ。
④マンホールや白線に注意!
通常時でも滑る事がある場所です。特にカーブの途中にあるマンホールや白線には要注意です。
⑤タイヤ全面を皮むきしなくてもOK!
タイヤの端から数センチは皮むきしなくても問題ありません。無理な皮むきは必要以上にバイクを倒さないといけない為、かえって危険です
カーブを走行する時の速度や倒し方には注意しますが、
それ以外は通常時の運転とあまり変わりません。

どのくらい皮むきをするのか?
距離で言うと100km程度が理想ですが
50km前後で皮むきを終える方もいらっしゃいます。
大切なのは距離ではなく『どんな道を走ったか?』です。
例えば高速道路や直線道路ばかりを100km走っても
タイヤの中央部分しか削れません。
(中央部分は特に意識しなくても、普通に走っているだけで皮むき出来ます)
まんべんなく皮むきをする為には、カーブがある道を走る事です。
かと言って、いきなりカーブのキツイ道を走るのは危険なので
最初はやさしいカーブのある道を中心に走行し
慣れてきたらカーブの多い道を走るようにしてみましょう。
『皮むきは100kmして下さい』と言うトコがほとんどです!
皮むき走行の100kmは1日で走っても良し、20km×5日で走っても良し!
自分の走行スタイルに合わせて行ないましょう!
最後に…
タイヤにもメーカーや種類により色々なタイプがあり
皮むきの距離が異なる場合もあります。
基本は100km程度で問題ありませんが
不安があれば交換時にショップの人に聞いてみましょう。