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長かった梅雨も明け、猛暑もひと段落しましたね。
でも、まだまだ気を付けないといけないのが
突発的な雨が降るゲリラ豪雨です。
もし、ツーリング中に遭遇すると
道路冠水や落雷などの被害にあう事もありとても危険!
そんなゲリラ豪雨はどうして発生するのか?
回避する術はないのか?
など色々見ていきましょう。
ゲリラ豪雨って何?
この時期、良く耳にする事がある『ゲリラ豪雨』って言葉ですが
そもそも正式な気象用語ではないのです。
昔は、にわか雨・夕立・集中豪雨と呼ばれていたものが
2006年頃から総称してゲリラ豪雨と呼ばれるようになったのです。
また、特徴としては突発的で天気予報による正確な予測が困難なので
急な大雨により、ずぶ濡れになった経験をした人もいるでしょう。
中には雷を伴うゲリラ雷雨と呼ばれるものもあり
こちらはちょっと危険です。

どうやって発生するの?
①夏の強い日差しにより空気が暖められる
②暖められた空気が上昇して積乱雲を作る
③作られた積乱雲が大粒の雨を降らす
の3つです!
なので、ゲリラ豪雨が発生しやすいのは
夏場のお昼以降(特に夕方前後)が多いようです。
また、この積乱雲には急速に発達すると言う特徴があるので
予測が困難であったり、雨雲レーダーがあてにならなかったりする事も!
回避するコツ!
先ほども説明しましたが『突発的で予測が困難!』なのがゲリラ豪雨。
100%回避することは難しいですが
発生のメカニズムや前兆を知っておくことで
ある程度は回避できるかもしれません!
【ゲリラ豪雨の前兆】
①積乱雲が発生している
②空が暗くなる
③雷が鳴っている
④急に涼しくなる(冷たい風が吹く)
⑤濡れた路面の匂いがする
①~④は一般的によく言われている前兆で、⑤は個人的に感じる前兆です。バイクで走っていると雨は降っていないのに、アスファルトや土、草木の濡れた匂いがすることがあり、これを感じると高確率で雨に遭遇します。
【ゲリラ豪雨を回避するコツ】
①雨雲レーダーをこまめに確認する
②進行方向の積乱雲や雲の状態をチェックする
③『対向車が濡れていないか?ワイパーを動かしていないか?』などを気にかける
④天気予報で『大気の状態が不安定』と言っていれば特に注意する
⑤目的地(行先)を変更する勇気(笑)
普段のツーリングでは、極力雨に濡れないように心掛けています。なので、ゲリラ豪雨に遭遇しそうになれば行先を変えたり、早めに屋根のある場所に移動して長めの休憩を取ったりしています。
Yahooの雨雲レーダー
現在の雨雲の様子、今後の雨雲予測などが分かります。
もし遭遇したら
早めに回避できる場所へ移動しましょう。事前察知して雨が降る前に避難するのが理想です。
【雨宿りできる場所として】
・道の駅
・高速のSA、PA
・立体駐車場のある商業施設
・建物の1階部分が駐車場になっている施設
・ガソリンスタンド(お店に許可をもらいましょう)
・トンネル内(安全に停車できる場合に限る)
・大きな橋の下 など

探せばいくらでもあります。ゲリラ豪雨は通り雨なので、早ければ10分ほど、長くても1時間もあれば雨は止みます。雨が降りそうになったら、早めに雨宿りできる場所へ移動しましょう。他のライダーも同じ事を考えているので、屋根の下は争奪戦になるかもよ。
最後に…
ゲリラ豪雨を完全に回避する事は難しいかもしれませんが
発生するメカニズムや前兆を知っておく事で、遭遇率は低くなるでしょう。
あと、ゲリラ豪雨は突発的に発生するので
『さっきは雨雲無かったのに…』や
『いつの間にそんな大きな雨雲になったの…』
って事もありますので注意して下さいね。
大雨の中、バイク(二輪車)での走行はとても危険です。
ゲリラ豪雨には『出来る限り遭遇しない!』
もし遭遇したら『早めに回避行動をとる!』よう努めましょう!
